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『甘酸っぱい恋もどき』Part3「恋?」

店で品出しをしている私…

うんと背伸びをして

高いところに品物を置く


二回目も背伸びをして品物を置こうとした

その時 背後から手が伸びてきた

その品物を私の手から取ると

いとも簡単に陳列


横顔を見上げると 微笑んでいる貴方だった


ねぇ 近いよ 

あたたかい息が かかっているんだけど


少し汗ばんでいるのか

若者特有の匂いもした


貴方は不意に 私の耳元で言った

「日ごとに若くなっていませんか? もしかして恋?」


心臓が早く打ってくる

動揺した私は

それを隠すように

「え? 濃い? 化粧が濃い?」


貴方は口の端で笑う

暫く黙っていて

その後の言葉もなく 作業場に戻って行った






ポエムブログ 自作詩・自作ポエム

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